bitbankで仮想通貨を購入した後、「Bybitに送金して使いたいけど、やり方がわからない…」と不安に感じていませんか？
国内取引所と海外取引所では、送金ルールやネットワークの選択などが異なるため、初めての人にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。特に、アドレスの入力ミスやネットワーク選択の間違いは、仮想通貨を失うリスクもある重要なポイントです。
この記事では、初心者の方でも安心して操作できるよう、bitbankからBybitへ送金する方法をステップ形式でやさしく解説します。
アドレスの取得からbitbankでの送金設定、ネットワーク選択の注意点、さらに送金が反映されない場合の対処法まで、失敗を防ぐための情報を網羅。これから海外取引所での運用を考えている方にとって、最初の一歩を確実に踏み出すためのガイドです。
次のセクションでは、まずbitbankとBybitの違いや、送金時の基本的なルールについて整理していきましょう。
👉この記事でわかること
・bitbankとBybitの違いや送金ルールの基本
・bitbankからBybitへ仮想通貨を送る正しい手順
・送金時にありがちなミスと対処法
・手数料や送金時間など実用的な情報
・初心者でも安心して送金するための注意点
bitbankとBybitの違いと送金の基本ルール
bitbankは日本の取引所、Bybitは海外の取引所
bitbankは、日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者で、法令に基づいた厳格なセキュリティと運営体制が特徴です。
取引画面も日本語で使いやすく、サポートも日本人向けに整っているため、初心者でも安心して利用できます。対してBybitは、シンガポールなどを拠点にした海外の仮想通貨取引所で、レバレッジ取引や先物・ステーキングなど、より高度な機能が充実しています。
ただし、Bybitは国内の法律の対象外となるため、自己責任での運用が前提となります。送金前にそれぞれの性質を理解しておくことが大切です。
送金可能な仮想通貨とネットワークの違い
bitbankとBybitでは、同じ通貨でも対応しているネットワークが異なることがあります。
例えば、USDT（テザー）の場合、BybitではERC20やTRC20、Arbitrumなど複数のネットワークで入金できますが、bitbankはERC20しか対応していません。
もし間違ったネットワークを選んで送金してしまうと、仮想通貨が消失してしまう可能性があるため、送金する通貨とネットワークが両方の取引所で一致しているかを事前に確認しましょう。
ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）のようなメジャー通貨でも、ネットワーク指定がある点は見落とせません。
送金前に必ず確認すべきポイント
bitbankからBybitへ送金する際に確認すべきことは、大きく3つあります。まず、送金予定の仮想通貨がbitbankで出金可能かつBybitで入金可能であること。
次に、その通貨が対応しているネットワーク（チェーン）を間違いなく選べること。そして最後に、bitbankには通貨ごとに最小送金額が設定されており、手数料を引いた残高が最小額を下回ると送金できなくなるため注意が必要です。
これらの確認を怠ると、送金エラーや資産の消失リスクにつながるため、事前チェックは必須です。
bitbankの使いやすさや信頼性について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になります。
▶︎ bitbankの評判と使うべき理由｜初心者にも選ばれる特徴やメリットを解説
bitbankからBybitへの送金手順をやさしく解説
ステップ①：Bybitで入金アドレスを取得する
まずはBybit側で、受け取り用の仮想通貨アドレスを取得します。Bybitにログイン後、上部メニューの「資産」から「入金」をクリックし、送金したい通貨（例：BTC、ETH、USDTなど）を選択してください。
次に、ネットワークの選択画面が表示されるので、bitbankで対応しているネットワーク（例：BTC、ERC20など）を必ず選びます。すると、そのネットワーク専用の入金アドレスとQRコードが表示されます。
このアドレスが、bitbankから送金する際の「宛先」となりますので、コピーして控えておきましょう。なお、通貨とネットワークの両方を間違えると資産が失われるため、ここが最重要ステップのひとつです。
ステップ②：bitbankで送金申請を行う
続いて、bitbankにログインし、「メニュー」から「出金」→「仮想通貨」を選びます。出金したい通貨を選択し、「新しい出金先アドレスを追加」をクリック。
先ほどBybitでコピーしたアドレスを貼り付け、任意のラベル（例：Bybit用）を設定します。本人確認のため、メール認証や二段階認証のプロセスが求められる場合があります。
アドレス登録後、実際の送金申請画面に進み、送金額を入力して「出金内容を確認」→「出金申請する」をクリックすれば申請は完了です。なお、出金には最小金額と手数料が設定されており、それを下回ると送金できません。手数料を引いた実際の送金額を計算した上で入力しましょう。
ステップ③：ネットワーク・アドレスの設定と確認
送金作業で最も多いミスは、ネットワークやアドレスの選択違いです。bitbankとBybitで必ず同じ通貨・同じネットワークを選んでいるかを再確認しましょう。
たとえば、USDTを送る場合、Bybitが表示する「TRC20」ネットワークを選んでしまうと、bitbankでは非対応のためエラーや資産ロスにつながります。
また、アドレスのコピー時には余分な空白や文字が含まれていないかにも注意が必要です。bitbankでは一度登録したアドレスを編集できないため、最初の入力ミスがそのままリスクになります。
送金前には、アドレス・金額・ネットワークの3点を必ずダブルチェックし、安全な送金を心がけましょう。
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送金時に注意すべき3つのポイント
アドレスの入力ミスは資産を失う原因に
bitbankからBybitへ仮想通貨を送金する際に最も注意したいのが、アドレスの入力ミスです。
仮想通貨の送金アドレスは、英数字の長い文字列で構成されており、ひと文字でも間違えると、送った資産は取り戻せなくなる可能性があります。
これは銀行振込のように、相手が存在しない場合にエラーで戻ってくる仕組みがないためです。特にスマホでコピー＆ペーストする際は、前後に余計なスペースや改行が入らないように注意しましょう。
また、Bybitで表示されるQRコードを使う場合でも、ネットワークが一致しているかを必ず確認してから読み取ることが重要です。送金前には「アドレス・金額・通貨・ネットワーク」の4点を再チェックする習慣をつけましょう。
ネットワーク（チェーン）選択の重要性
仮想通貨には、同じ銘柄でも複数のネットワーク（チェーン）が存在する場合があります。たとえばUSDT（テザー）では、ERC20（イーサリアム）、TRC20（トロン）、BEP20（バイナンススマートチェーン）などが代表的です。
bitbankが対応しているのは主にERC20ネットワークですが、Bybitでは複数の選択肢があります。送金元と送金先のネットワークが一致していない場合、資産は失われるか、反映されません。
「USDTを送るつもりが、TRC20を選んでしまってbitbankで送れなかった」「着金しない原因がチェーン違いだった」というトラブルは少なくありません。送金通貨を選んだあと、必ずネットワーク名もチェックする習慣をつけましょう。
最小送金額と手数料に注意しよう
bitbankでは、通貨ごとに最小送金額と固定の出金手数料が設定されています。
たとえばビットコイン（BTC）の場合、最小送金額は0.001 BTC、出金手数料は0.0006 BTCなど。送金金額が最小額を下回ったり、手数料分を差し引いたあとに残高が不足していると、送金手続き自体ができなくなります。
また、Bybit側で受け取れる最小金額や、残高反映にかかるブロック確認数なども合わせて確認しておくと安心です。bitbankとBybitの両方で最低額と手数料を確認し、手元の資産が十分かどうかを事前にチェックしておくことで、不要なエラーや時間のロスを防げます。
よくあるエラーと対処法
送金が反映されない場合の対処法
bitbankからBybitに送金を行ったのに、「資産がBybit側に反映されない」というケースは少なくありません。このようなときはまず、ブロックチェーンの状況を確認しましょう。
bitbankでは送金が完了すると、トランザクションID（TXID）が発行されます。これを使って、ブロックチェーンのエクスプローラーで進行状況をチェックできます。
多くの場合、一定の確認（confirmations）数を経てからBybitに着金するため、タイムラグがあるのが通常です。たとえばビットコインは1〜3回、イーサリアムは12回以上の確認が必要になることもあります。
送金後30分〜数時間以内に反映されない場合でも、TXIDで処理状況が「成功」になっていれば、少し待てば反映されるケースがほとんどです。
「送金中のまま進まない」ときのチェックポイント
bitbankの送金ステータスが「送金中」のまま長時間変わらない場合は、以下の3点を確認しましょう。まず1つ目は、二段階認証やメール認証の手続きを完了しているか。
これらが未完了のままだと、出金申請が保留されたまま処理されません。2つ目は、送金先アドレスが正しく登録されているかどうか。アドレスの形式に誤りがあると処理が止まる可能性があります。
3つ目は、ネットワーク全体の混雑状況。特にイーサリアムのようにガス代が高騰するチェーンでは、ブロックの確認が遅れることがあります。bitbankの「出金履歴」でTXIDが付与されていれば処理は始まっているため、まずは慌てず確認を重ねましょう。
サポートに問い合わせる前にできること
送金エラーが発生した際、すぐにサポートへ問い合わせるのではなく、事前に自分で確認できる情報を整理することが重要です。具体的には、送金した日時、通貨の種類、送金額、TXID、送金先アドレス、選択したネットワークなどをメモしておきましょう。
これらの情報を整理したうえで、Bybit側でも入金履歴に記録が残っていないかをチェックします。また、bitbank側で「ステータス：完了」になっているかどうかも確認材料になります。
こうした事前情報がそろっていれば、問い合わせの際にもスムーズな対応を受けやすく、解決までの時間短縮にもつながります。仮想通貨の送金トラブルは自己管理が基本なので、まずはできることを落ち着いて確認しましょう。
送金にかかる手数料と反映時間
bitbankの送金手数料一覧（BTC・ETHなど）
bitbankでは、仮想通貨の出金にあたって固定の送金手数料が発生します。たとえばビットコイン（BTC）の出金手数料は「0.0006 BTC」、イーサリアム（ETH）は「0.005 ETH」、リップル（XRP）は「0.1 XRP」など、通貨によって異なります。これらの手数料はbitbankの運営が定めており、ネットワーク混雑に応じて変動はしません。一方で、送金額が少ない場合は手数料の割合が大きくなるため注意が必要です。また、bitbankには「最小出金額」も設定されています（例：BTCは0.001 BTC）。手数料込みでこの最低額を満たしていないと、送金手続き自体ができません。事前にbitbankの公式ページで最新の手数料と最小額を確認し、手元の資産に余裕をもって送金することが大切です。
Bybit側の入金反映時間と確認方法
bitbankで送金手続きが完了しても、Bybit側にすぐ反映されるわけではありません。これはブロックチェーンの性質によるもので、各通貨・ネットワークごとに必要な「確認回数（confirmations）」が異なるからです。
たとえばBTCでは1〜3回の確認、ETHでは12回前後が目安となっており、これらが完了するまでBybitの口座に資産は反映されません。送金後はBybitの「入金履歴」から該当通貨のステータスを確認できます。
また、bitbank側で発行されたTXIDをブロックチェーンエクスプローラーに貼り付けることで、進行状況をリアルタイムで確認可能です。通常であれば10分〜30分ほどで反映されますが、ネットワークが混雑している場合は1時間以上かかることもあります。
急ぎの送金はどの通貨が最適？
「すぐにBybitに資産を移して取引したい」といった場合は、送金スピードの速い通貨を選ぶのがポイントです。
たとえば、リップル（XRP）やステラ（XLM）は送金スピードが非常に早く、数分以内で反映されることが多いため、短時間で確実に着金したい人に適しています。
反対に、ビットコインやイーサリアムはネットワークの混雑状況によって時間がかかる傾向があるため、急ぎの場合は避けたほうがよいでしょう。
また、手数料の安さという点でも、XRPやXLMはコストパフォーマンスに優れています。取引のスピードを重視するなら、送金対象の通貨選びも戦略のひとつとして考えておくと便利です。
FAQ｜bitbankからBybit送金のよくある質問
Q1：最短でどれくらいで着金しますか？
通貨やネットワークによって異なりますが、早ければ10分〜30分程度でBybitに反映されます。
ビットコイン（BTC）は1〜3回、イーサリアム（ETH）は12回程度のブロック確認が必要です。ネットワークが混雑している場合は1時間以上かかることもあります。
反映スピードを重視するなら、リップル（XRP）やステラ（XLM）など、処理の早い通貨を使うのがおすすめです。
Q2：送金先アドレスを間違えた場合はどうなる？
残念ながら、送金先アドレスを間違えて送金してしまった場合、その仮想通貨は基本的に戻ってきません。
仮想通貨には銀行のような返金処理がないため、一度送信された資産は回収が困難です。そのため、送金前にはアドレスを何度も確認し、可能であれば一度少額でテスト送金をしてから本送金することを推奨します。アドレスとネットワークのダブルチェックは必須です。
Q3：USDTの送金にはTRC20とERC20どちらを選べばよい？
bitbankからUSDTを送金する場合は、ERC20（イーサリアムチェーン）を選ぶ必要があります。
bitbankは現在、TRC20（トロンチェーン）には対応していないため、TRC20を選択してアドレスを作成してしまうと、送金ができなかったり、資産が失われるリスクがあります。
Bybit側でアドレスを取得する際も、必ずERC20ネットワークを選択してから表示されるアドレスを使用してください。
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まとめと送金時の安全対策
bitbankからBybitへの送金は、基本的な手順さえ押さえれば難しいものではありません。とはいえ、ネットワーク選択やアドレスの入力ミスといった細かな点で失敗すると、大切な仮想通貨を失うリスクもあります。
この記事で紹介したように、通貨とネットワークの対応状況、最小送金額、手数料の確認などをしっかり行えば、誰でも安全に送金できます。
初めて送金する際は、いきなり高額を送らずに、少額でテスト送金をするのが鉄則です。これにより、設定ミスやアドレスの誤りがあっても被害を最小限に抑えることができます。
また、送金後はbitbankのTXIDを使ってブロックチェーン上でトランザクションを確認し、Bybit側でも入金履歴に反映されているかをチェックしましょう。
仮想通貨の送金は「慣れ」が大切ですが、最初の一歩を安全に踏み出すことがその後の資産運用に大きく影響します。
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