Braveで動画がダウンロードできない？その原因と対処法をわかりやすく解説します
広告ブロックや高速表示で人気のBraveブラウザですが、「動画を保存しようとしたらダウンロードできない…」「保存ボタンが出ない」「どこに保存されたかわからない」といった声も多く聞かれます。
特に、YouTubeやSNSなどの動画を手元に保存したいと考えている方にとっては、なぜできないのか不安やストレスがたまるポイントですよね。
実は、Braveの設定や仕様、動画サイト側の制限などが原因となって、動画が保存できないケースがよくあります。
しかし、いくつかのポイントを押さえれば、保存可能な動画とそうでない動画の違いや、設定を最適化することで問題を解消することが可能です。
✅この記事でわかること
- Braveで動画がダウンロードできない主な原因
- 保存できる動画・できない動画の違いと見分け方
- スマホ・PC別の保存方法と設定確認ポイント
- ダウンロードできない時に試すべき対処法
Braveをまだ使い始めたばかりという方は、まずはこちらの「Braveの使い方と初期設定ガイド」をチェックしておくとスムーズに操作できます。
Braveで動画がダウンロードできないのはなぜ？
Braveブラウザは広告をブロックし、プライバシー保護を重視した設計が人気のポイントですが、その一方で「動画のダウンロードができない」と悩むユーザーも少なくありません。
実はこの問題、単純な不具合というよりもいくつかの技術的・仕様的な理由が関係しています。
想定される原因一覧（保存先・仕様・サイト仕様など）
まず、動画が保存できないときに考えられる主な原因は以下のとおりです。
- 保存先が正しく設定されていない
→ スマホやPCで保存先のディレクトリが見つからないと、「保存できなかった」と誤認しがちです。 - Braveブラウザ自体に動画保存機能がない
→ BraveにはYouTubeなどの動画を直接保存するネイティブ機能はありません。保存には拡張機能や別アプリが必要です。 - 動画サイト側の仕様で保存がブロックされている
→ YouTubeやNetflixなど、多くの動画サービスは**ストリーミング形式（HLS/DASH）**で動画を配信しており、通常の「右クリック保存」では対応できません。 - 拡張機能が正しく動作していない／互換性がない
→ Braveは一部Chrome拡張と互換性がありますが、すべての拡張機能が正常動作するわけではありません。 - 広告ブロックやセキュリティ設定が影響している
→ 保存ボタンが表示されない原因が、Braveのシールド設定やJavaScriptブロックにある場合もあります。
ダウンロードできる動画とできない動画の違い
基本的に、「通常のファイル形式で埋め込まれている動画」（例：.mp4形式の直リンク）は比較的容易に保存できます。一方、HLSやDASH形式のストリーミング動画は複数の小さなファイルに分割されて配信されるため、一般的な保存方法では対応できません。
また、YouTube、TVer、Netflixなどの著作権保護が厳しいサービスでは、保存自体を防ぐ設計がなされており、技術的にも法的にもダウンロードは困難です。
そのため、「動画が保存できない＝Braveのせい」とは限らず、保存対象の形式や仕組みによる違いを理解することが、最初の解決ステップになります。
動画以外の保存方法（画像・ブックマークなど）も知りたい方は、こちらの保存方法まとめ記事も参考になります。
【スマホ・PC別】Braveで動画を保存する方法
Braveでは標準機能で動画を保存することはできませんが、スマホやPCの端末に応じた方法を使えば保存は可能です。ここでは、Android・iPhoneそれぞれの手順と、PCでのダウンロード方法をわかりやすく解説します。
スマホでの保存手順（Android・iPhone）
まずスマホ版Braveには、デフォルトで動画ダウンロード機能はありません。そのため、以下のような方法で保存を行います。
- Androidの場合
多くのAndroid端末では、.mp4などの直リンク動画であれば「長押し → リンク先をダウンロード」で保存できます。ただし、ストリーミング形式（HLSなど）には非対応です。サードパーティ製アプリ（例：Advanced Download Managerなど）を使うことで、外部から保存操作が可能になるケースもあります。 - iPhoneの場合
iOSはシステム制限が厳しいため、Safari以外のブラウザでのファイル保存が難しいことがあります。Brave上では、基本的にアプリ連携や「ファイルに保存」機能が必要です。また、ダウンロードできた場合も**「ファイル」アプリの中のBrave専用フォルダ**などに保存されていることがあるため、場所を確認するのがポイントです。
PCでの保存手順（拡張機能や保存先の確認）
PCでBraveを利用している場合、Google Chrome向けの拡張機能を活用するのが基本です。
- おすすめ拡張機能
「Video DownloadHelper」や「CocoCut」などが代表的です。BraveはChrome互換のため、Chromeウェブストアからインストール可能です。 - 使い方の基本
対象ページで拡張機能を起動すると、検出された動画を一覧で表示してくれるため、形式や解像度を選んで保存できます。 - 保存先の確認方法
設定 →「ダウンロード」→「保存先」で保存フォルダを指定しておきましょう。これにより、「ダウンロードできたのにどこに保存されたかわからない」状態を防げます。
スマホ・PCで方法は異なりますが、正しいツールと設定を使えば多くの動画は保存可能です。次は、保存を成功させるための具体的な設定や確認すべきポイントを紹介します。
Braveでの動画保存を成功させる設定ポイント
Braveで動画をうまく保存するためには、単に「ダウンロードボタンを押す」だけでなく、事前に正しい設定と基礎知識を持っておくことが重要です。このセクションでは、保存先の確認と、動画形式に関する理解を深めていきます。
保存先の設定・確認方法
動画が正常に保存できても、「どこにあるのかわからない」と感じるケースは少なくありません。Braveの保存先設定を事前に確認しておきましょう。
- PCの場合：
- Braveの右上メニュー →「設定」→「ダウンロード」へ進む
- 「保存先」欄で、任意のフォルダを指定可能
- 「ダウンロード前に保存場所を確認する」をONにすると、保存時に毎回確認ウィンドウが表示されて安心です
- スマホの場合：
- Androidでは「設定」→「保存先」が端末のストレージ内に設定されています
- iPhoneでは「ファイル」アプリ内に保存されることが多く、「このiPhone内」> Braveフォルダを確認すると見つかる場合があります
適切に保存先を管理することで、「保存できない」と思っていた動画が実はきちんと保存されていた、というケースを防げます。
動画形式やストリーミング制限の理解
動画には様々な形式があり、形式の違いによって保存可否が分かれます。以下の分類を覚えておきましょう。
- 保存しやすい形式：
.mp4,.webm,.movなどのファイルが直リンクで提供されている場合- ページ上で動画を右クリックして「名前を付けて保存」できるケース
- 保存が難しい形式（ストリーミング型）：
.m3u8,.ts,.dashなどのHLS/DASH形式- YouTubeやNetflixなどはDRM（著作権保護）付きの配信を行っており、通常の方法では保存不可
また、ブラウザの広告ブロック機能やスクリプト制御が原因で、ダウンロード用ボタンが表示されない場合もあります。こうした制限を理解し、動画の形式ごとに適切な対応をすることが成功の鍵です。
それでもダメ？試すべき対処法まとめ
ここまで設定を確認し、保存形式も理解したのに「やっぱり動画がダウンロードできない…」というケースもあります。
そんなときは、別の手段をうまく組み合わせることがカギになります。ここでは、拡張機能や外部ツール、そして他のブラウザとの併用による解決策をご紹介します。
拡張機能や外部ツールの活用
Braveブラウザ単体では保存できない動画でも、Chrome互換の拡張機能や外部アプリを使えば解決できることがあります。
- Chrome拡張機能を導入する：
- 代表例：「Video DownloadHelper」「CocoCut」「Flash Video Downloader」など
- BraveでもChromeウェブストアからインストール可能
- ストリーミング対応機能や画質選択ができるものを選びましょう
- 外部アプリを使う：
- PCなら「4K Video Downloader」や「YT-DLP」などが有力候補
- スマホ（特にAndroid）では「ADM」や「NewPipe」などのアプリも使われています（ただし利用は自己責任）
これらのツールは、Brave単体では対応できないフォーマットや制限付きの動画にも対応できる場合があります。
別ブラウザでの一時対応とBraveとの併用
どうしてもBraveでうまくいかない場合は、一時的に他のブラウザを使うのも有効な選択肢です。
- 動画保存時のみChromeやFirefoxを利用：
- 拡張機能が豊富で対応力が高いため、保存専用ブラウザとして活用する手もあり
- Braveは日常利用、保存は他ブラウザという使い分け：
- 普段はプライバシー重視でBraveを使用し、必要なときだけ保存機能の強いブラウザを併用することで快適さと柔軟性を両立できます
なお、Braveの将来アップデートで保存機能が強化される可能性もあります。現時点では、「できること／できないことを見極めて、適切な方法を選ぶ」のが最善策です。
FAQ（よくある質問）
Q1. BraveでYouTubeの動画は保存できる？
A. 基本的には保存できません。
YouTubeは著作権保護の観点から、動画の直接ダウンロードを制限しています。Braveにもネイティブなダウンロード機能はなく、Chrome拡張機能などを使っても動画が検出されないケースが増えています。
ただし、合法的に自分の動画をバックアップしたい場合や、YouTube Premiumユーザーであればオフライン再生機能を活用することも可能です。第三者の著作物を無断でダウンロードするのは法律に触れる可能性があるため注意が必要です。
なお、BraveでYouTubeがそもそも再生できない場合は、こちらの記事で原因と対処法を詳しく解説しています。
Q2. 保存先が見つからない場合は？
A. 保存先の設定を見直しましょう。
PCではBraveの設定メニュー →「ダウンロード」から保存先のフォルダを確認・変更できます。また、「保存前に毎回確認する」をオンにしておくと、迷子になりにくくなります。
スマホの場合、Androidでは内部ストレージの「Download」フォルダ、iPhoneでは「ファイル」アプリの中のBraveフォルダを確認してください。それでも見つからない場合は、拡張機能の保存先や連携アプリの設定を再確認してみましょう。
Q3. ダウンロードは合法なの？
A. ケースバイケースです。
著作権者が許可していないコンテンツをダウンロードすることは、違法となる可能性があります。
特にYouTubeやNetflix、TVerなどの商用サービスでは、利用規約でダウンロード行為が明確に禁止されています。
一方で、自分がアップした動画や、著作権がフリーのコンテンツなどは合法的に保存しても問題ありません。安全に使うためにも、動画の著作権表示や利用規約を必ず確認しましょう。
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まとめと今後の活用アドバイス
Braveで動画がダウンロードできない問題は、単なる不具合ではなく仕様やサイト側の制限、設定ミスなどが複雑に絡んでいるケースが多くあります。この記事では、スマホ・PCそれぞれの保存方法から、保存できる動画の見分け方、拡張機能や対処法まで詳しく解説してきました。
改めて、動画保存に成功するためのポイントをまとめると以下の通りです：
- 保存先の設定を事前に確認する
- 保存可能な動画形式を見極める
- 拡張機能や外部ツールを適切に使う
- 場合によっては別ブラウザと併用する柔軟さも大切
Braveは広告ブロックやプライバシー保護の機能が充実しており、非常に高機能なブラウザです。ただし、すべての用途に万能とはいえず、動画保存に関してはひと工夫が必要な場面も多いのが現状です。
今後もBraveのアップデートや新しい拡張機能の登場により、さらに便利に使える可能性は十分にあります。今回の情報をもとに、自分に合った方法でBraveをより快適に使いこなしてみてください。
