「日本にLedgerの正規代理店はあるの?」「Amazonで買っても安全なの?」――ハードウェアウォレットを初めて購入しようとする人にとって、この疑問は非常に重要です。
過去には「日本正規代理店」を名乗る販売サイトが存在しましたが、2025年現在、その情報は古くなっており、公式の現状とは異なります。検索すると、古い記事や公式非掲載の販売ページが混在しており、初心者ほど誤解しやすい状況です。
そこで本記事では、2025年8月時点の一次情報をもとに、日本にLedgerの正規代理店が存在するのかを徹底検証します。
Ledger公式サイトの正規リセラー一覧ページの確認方法から、日本の掲載状況、安全な購入ルート(公式サイト/公式Amazonストア)、そして偽装ストアや詐欺の見分け方まで、購入前に知っておくべきポイントをまとめます。
さらに、購入後のLedger Live Genuine Checkによる真正性確認手順や、避けるべき危険な事例も紹介します。
👉この記事でわかること
- Ledger公式の正規代理店リストの確認方法と日本の最新掲載状況
- 安全に購入できる公式サイト/公式Amazonストアの選び方
- 偽装ストアや詐欺手口の見分け方と被害事例
- 購入後に必ず行うべきGenuine Checkと安全設定
これを読めば、「どこで買えば安全か」が明確になり、大切な資産を守るための正しい購入判断ができるようになります。
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Ledger正規代理店とは?
「正規代理店」とは、メーカーやブランドから正式に認定され、正規ルートで製品を仕入れて販売できる事業者のことです。
Ledgerの場合、公式サイトの「Authorized Reseller(正規販売代理店)」ページに国別の一覧が掲載されており、ここに名前が載っている企業だけが正規代理店として認められます。
このリストは販売契約の有効性やサポート体制など、Ledgerが定める基準を満たした事業者で構成され、掲載内容は随時更新されます。
正規代理店から購入するメリット
- 本物保証:新品・未開封・改ざんなしであることが確実
- サポート対象:保証やメーカーサポートを受けられる可能性が高い
- 日本語対応の可能性:一部代理店では日本語でのサポートもあり
Ledgerは第三者マーケットや非公式経路からの購入を推奨しておらず、正規代理店や公式販売チャネルから買うことで、新品未開封・改ざん防止・保証サポートの対象となります。
また、万が一のトラブル時にはメーカーサポートを受けられる可能性が高く、日本語での対応を行う場合もあります。
一方で、公式リストに載っていない販売者が「日本正規代理店」を名乗っていても、それは公式の認定を受けていない可能性があります。
過去に正規代理店だった事業者でも、契約終了後はリストから削除されるため、古い情報に惑わされないことが重要です。購入前には必ず公式リストを確認し、掲載されているかどうかをチェックする習慣を持ちましょう。
最新公式リストで日本の掲載状況を確認する手順
Ledgerの正規代理店の有無を確かめるには、公式サイトの「Authorized Reseller」ページを確認するのが最も確実です。
このページでは国別の正規リセラーが一覧化されており、販売契約が有効な事業者のみが掲載されます。以下は、2025年8月時点で日本の掲載状況を確認する手順です。
手順1:公式サイトへアクセス
Ledger公式サイト(ledger.com)を開き、フッターまたはサポートメニューから「Reseller(販売店)」ページに移動します。
手順2:国別リストを表示
ページ上部の地域タブから「Asia(アジア)」を選択します。ここにアジア地域の国名と正規代理店が表示されます。
手順3:日本の掲載状況を確認
2025年8月時点、アジア地域の国リストに「Japan(日本)」の表記はありません。これは、日本国内で公式に認定された正規代理店が存在しないことを意味します。
手順4:補足 – Amazonネットワークの確認
同ページの下部には「Our Amazon Network」という項目があり、こちらにはJapan(amazon.co.jp)が掲載されています。これは正規代理店リストには載っていなくても、公式Amazonストアの対象国には含まれることを示しています。
このように、Ledger公式ページを使えば、日本に正規代理店があるかどうかを誰でも再現可能な方法で確認できます。これは情報の信頼性を高めるだけでなく、古い情報との違いを明確にするうえでも重要なステップです。
公式Amazonストアの位置づけと日本の扱い
Ledger公式サイトの「Authorized Reseller」ページには、正規代理店の国別リストに加えて、ページ下部に「Our Amazon Network(公式Amazonネットワーク)」という項目があります。
このAmazonネットワークには、Ledgerが公式に運営、または公認パートナーを通じて展開している国別Amazonストアが掲載されています。
日本の掲載状況(2025年8月時点)
- 「Japan(amazon.co.jp)」が公式Amazonネットワークに含まれている
- 正規代理店リストには日本は掲載されていないが、公式Amazon経由で正規品購入が可能
- 注釈として「一部の国では公式AmazonストアはLedger直営ではなく、公認リテーラーが運営」と明記
- 日本もこのケースに該当する可能性が高く、販売者欄には「Ledger Official Store」やそれに準じる表記が確認できる
Amazonで購入する際の注意点
- 販売元と出荷元の両方を必ず確認
- マーケットプレイスの第三者販売は避ける(正規品でないリスク、プリシード同梱詐欺の恐れ)
- 必ず公式Amazonネットワークの国別リンク経由でアクセスし、販売元が公式または公認であることを確認
ポイント
Amazonネットワークは国際的に整備が進んでおり、正規代理店リストに掲載がなくても公式Amazonストアが機能している国は多くあります。日本もこのパターンに該当しており、「代理店リストにない=安全に買えない」とは限りません。
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過去の日本正規代理店情報の経緯と現状
過去には、日本にもLedgerの正規代理店を名乗る事業者が存在していました。代表的なのが株式会社ブレイブブライトです。
過去の活動
- 2017年前後から、LedgerやTrezorなどのハードウェアウォレットを日本向けに販売
- 「日本正規代理店」として活動し、公式リセラー一覧に掲載されていた可能性が高い
- Ledger公式サイトやイベントでの紹介、国内向けのサポート提供なども実施
現在の状況
- 契約や販売体制の変更により、同社はLedger製品の販売終了を公式サイトやnoteで発表
- 現在は新規販売は行わず、既存購入者向けの有償サポートや相談対応のみを実施
注意点
- この古い情報がネット上に多数残っており、一部ブログや比較サイト、ECモールの商品説明で「日本正規代理店」と紹介され続けている
- しかし、公式の正規リセラー一覧に日本が掲載されていない以上、現時点では公式認定の販売ルートではない
- 過去に正規だった事業者でも、掲載がなければ現在は非公式扱いと判断すべき
日本で安全にLedgerを購入する3つの方法
2025年現在、日本にはLedger公式の正規代理店は存在しません。しかし、これは「安全にLedgerを買えない」という意味ではありません。
公式が認める正規流通ルートを使えば、国内からでも安心して購入可能です。ここでは、日本ユーザーが利用できる安全な購入方法3つを紹介します。
1. Ledger公式サイト(ledger.com)から購入
もっとも確実でシンプルなのが、Ledger公式ECサイトから直接購入する方法です。最新モデルや限定バンドル、保証条件が明確で、配送時のトラッキングも可能です。国際配送になるため到着まで数日〜数週間かかる場合がありますが、製品の真正性と保証面では安心度が高い選択肢です。
2. 公式Amazonストア(amazon.co.jp)を利用
Ledger公式の「Amazon Network」に日本が掲載されているため、公式Amazonストア経由でも購入できます。重要なのは販売元と出荷元の確認で、「Ledger Official Store」または公認パートナーであることを必ずチェックしてください。第三者マーケット出品は避け、リンクは必ず公式サイトから辿るのが安全です。
3. 海外の正規代理店からの購入(公式掲載国のみ)
どうしても特定のバンドルや付属品が欲しい場合、Ledger公式リストに掲載されている他国の正規代理店から購入する方法もあります。海外発送対応があれば利用可能ですが、送料や関税がかかる点に注意しましょう。
いずれの方法でも、プリシード同梱詐欺や開封済み品のリスクを避けるため、購入後に必ずLedger Liveの「Genuine Check」を実行することが重要です。
偽装ストアの見分け方と購入後チェック
Ledgerは高額かつ暗号資産を保管するための重要デバイスであるため、詐欺業者や偽装ストアの標的になりやすい製品です。正規代理店が存在しない日本では、特に販売者の信頼性を見極めることが不可欠です。
購入前に確認すべきポイント
- 公式リセラー一覧に掲載があるか(国・事業者名で検索)
- 公式Amazonネットワーク経由でアクセスしているか
- 価格が極端に安くないか(特に2〜3割以上の割引は要警戒)
- レビューが不自然に高評価ばかり、または低評価で「偽物」との指摘があるか
- AmazonやECサイトの販売元/出荷元欄が公式または公認か
購入後に必ず行うべきチェック
- 初期化状態でLedger Liveを起動し、Genuine Checkを実行する
- デバイスに付属のリカバリーフレーズ(24単語)が同梱されていないか確認(同梱されていたら即返品)
- Ledger Liveは必ず公式サイト(ledger.com)からダウンロードし、アプリストアのなりすまし版を避ける
特に危険なのがプリシード同梱詐欺です。これは第三者が事前にウォレットを初期化し、生成した24単語を紙に印字して製品に同梱する手口です。
購入者がそれを使うと、攻撃者がいつでも資産を奪える状態になります。Ledger公式は、リカバリーフレーズは必ず自分で新規生成するよう強く警告しています。
こうした確認を徹底すれば、偽装ストアや詐欺品に騙されるリスクを大幅に減らすことができます。
FAQ(構造化マークアップ対応)
Q1. 日本の家電量販店でLedgerを正規購入できますか?
A. 2025年8月時点、Ledger公式の正規リセラー一覧に日本の事業者は掲載されていません。したがって、家電量販店で販売されていても、それが正規ルートとは限りません。購入の際は必ず公式リストや公式Amazonネットワークからのリンクを確認してください。
Q2. Amazonで買うのは安全ですか?
A. 安全に購入するには、Ledger公式サイトの「Our Amazon Network」から日本(amazon.co.jp)のリンク経由でアクセスし、販売元が「Ledger Official Store」または公認パートナーであることを確認してください。マーケットプレイスの第三者出品は避けるべきです。
Q3. 箱にリカバリーフレーズ(24単語)が入っていました
A. それはプリシード同梱詐欺の可能性が非常に高く、使用すると資産を盗まれる危険があります。即座に使用をやめ、販売者に返品対応を求めてください。リカバリーフレーズは必ず自分で新規生成してください。
Q4. Ledgerに封印シールが貼られていませんが大丈夫ですか?
A. Ledgerは物理的な封印ではなく、暗号学的なアテステーションによって製品の真正性を保証しています。初期設定時にLedger Liveの「Genuine Check」を実行すれば、安全性を確認できます。
Ledgerを安全に購入するなら公式サイト一択

Ledgerは暗号資産を安全に保管するための最重要デバイスです。だからこそ、購入時の経路選びは資産防衛の第一歩になります。
特に日本では2025年現在、Ledger公式の正規代理店は存在しません。そのため、唯一の確実な選択肢がLedger公式サイト(ledger.com)からの直接購入です。
公式サイトでの購入なら、最新モデルや限定カラー、純正アクセサリーが必ず正規品として届きます。さらにメーカー保証の対象となり、開封済みや改ざん品を掴まされる心配はありません。
海外発送にはなりますが、公式の国際配送は梱包も厳重で、トラッキングも可能。注文から到着まで安心して待つことができます。
加えて、購入時点からメーカー保証が適用され、サポートも直接受けられるため、購入後の不安を最小限に抑えられます。
暗号資産を安全に守るためには、購入時期に関わらず最初から正規ルートで本物を手に入れることが何より重要です。
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どのモデルを選ぶか迷っている方は、Ledger Nano XとS Plusの違い・選び方・使い方を初心者向けに解説!【2025年版】をご覧ください。機能・価格・使いやすさの比較をわかりやすく解説しています。

購入後は必ずLedger Liveの「Genuine Check」を実行し、デバイスの真正性を確認してください。それが、あなたの資産を守る最初のアクションになります。
まとめと今後の展望
2025年8月時点、Ledger公式の正規リセラー一覧に日本の事業者は掲載されていません。つまり、日本には現状「正規代理店」と呼べる販売店は存在しない状況です。
しかし、これは購入が不可能という意味ではありません。公式が認める安全な購入経路は明確に存在します。
安全にLedgerを購入するための最も確実な方法は、①Ledger公式サイト(ledger.com)または②公式Amazonストア(amazon.co.jp/販売元要確認)を利用することです。
これらのルートなら、製品の真正性や保証、サポート面で安心できます。また、どうしても海外正規代理店から購入する場合は、公式リスト掲載国のみを利用するようにしましょう。
購入時は、販売元/出荷元の確認、価格の不自然な安さの回避、レビューの信頼性チェックを欠かさないこと。そして、受け取ったら必ずLedger LiveのGenuine Checkを実行し、付属品にリカバリーフレーズが含まれていないことを確認します。
今後、日本市場に再び正規代理店が掲載される可能性もゼロではありません。Ledger公式のResellerページを定期的に確認し、最新情報をアップデートすることが大切です。大切な資産を守るためにも、購入ルートと初期設定の安全性確認は必須です。

