米雇用統計が予想を大きく下回りビットコインが8.6万ドル台に上昇
ビトちゃん雇用の数字が予想よりずっと少なかったのに、ビットコインは上がったの?景気が悪いなら下がりそうだし、私のおやつ予算も減りそうだよ?



おやつ予算は心配しなくて大丈夫だよ。景気が冷えると、FRB(アメリカの中央銀行)が利上げを急がなくなるって市場は考えたんだ。





利上げって、お金を借りるときの利子が上がることだよね?それが止まりそうだと、どうしてビットコインにはうれしいの?



金利が高いと、安く借りたお金が投資に回りにくくなるんだよ。その重しが軽くなりそうだから、買いが入ったってわけさ。
米労働統計局(BLS)の発表によると、米国の9月の雇用者数は2万9,000人の増加にとどまりました。市場予想の8万4,000人を大きく下回る結果です。
また、7月と8月の2カ月分も合計6万人下方修正され、失業率は4.2%に上がりました。
背景には、FRB(米連邦準備制度理事会)が9月16日に2023年以来となる0.25%の利上げを決め、政策金利の目標を3.75〜4.00%に引き上げたことがあります。
今回の弱い雇用統計を受けて、CME FedWatch(金利先物の価格から利上げの確率を計算するツール)が示す10月会合での利上げ確率は、今週前半の70%から約14%へ急低下しました。
このため、ビットコインは84,824ドルで取引を始めた後に上昇し、86,152ドル前後で推移しています。日中には87,173ドルまで上がり、9月の高値87,354ドルに迫る場面もありました。
「景気の悪いニュースが仮想通貨にとっては追い風になる」という、最近よく見られる流れが今回も表れた形です。
景気の悪いニュースがなぜビットコインの追い風になるのか
景気の悪いニュースで相場が上がる理由は、「次の利上げが遠のく」と市場が受け止めることにあります。金利が高いと預金や債券でも利回りが得られるため、ビットコインのようなリスク資産(価格の上下が大きい資産)からお金が離れやすくなるのです。
FRB高官の発言も慎重になっていました。ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁は火曜日に「急ぐ必要はない」と述べました。また、フィリップ・ジェファーソン副議長も木曜日に、追加利上げを決めるにはもっと時間が必要かもしれないと話しています。
予測市場の見方も同じです。Kalshi(カルシ)、Polymarket(ポリマーケット)、Myriad(ミリアド)はいずれも、10月28日の会合で金利が据え置かれる確率を80%と見ています。
こうした流れを受けて、仮想通貨市場全体の時価総額は24時間で2.5%増え、3兆ドルを超えました。投資家心理を表すFear & Greed Index(恐怖と強欲指数)は71で「強欲」寄りとなり、ETFへの資金も1日で1億200万ドルの流入となっています。
ただし、雇用の弱さは景気が冷え込んでいるサインでもあります。「悪いニュースなら上がる」がいつも当てはまるわけではない点は、覚えておきたいところです。
9月高値8.7万ドルを超えられるか?10月28日のFOMCが次の焦点
当面の焦点は、9月につけた高値87,354ドルを上抜けられるかどうかです。この水準は年間の上値抵抗線(何度も売りに押し戻されてきた価格帯)とされ、上昇を見込む買い手が越えるべき「天井」と見られています。
9月の高値は、74,977ドルの安値から約16.5%上昇した末につけたものです。その後のビットコインは、この高値の付近で横ばいの値動きが続いています。
テクニカル指標(過去の値動きから相場の勢いを測る道具)は、上昇の流れを示しています。トレンドの強さを測るADXは41.8で、本格的なトレンドの目安とされる25を大きく上回っています。さらに、買い手の勢いを示す線(DI+)が、売り手の勢いを示す線(DI-)より上にあります。
また、50日EMA(直近の価格を重く見る移動平均線)が200日EMAより上にあり、短期の勢いが長期の流れを上回る強気の形です。ただし、ADXがここまで高いことは、トレンドがすでに成熟しているサインでもあります。
次の大きな材料は、10月28日のFOMC(米国の金融政策を決める会合)です。市場では金利の据え置きが有力視されており、その見方どおりの結果になるかどうかが、高値更新に向けて注目されます。
よくある質問
Q1. 雇用統計が悪いのに、なぜビットコインは上がるの?
市場が気にしているのは、景気そのものよりも「この先、金利がどうなるか」です。雇用の数字が弱かったことで追加利上げの可能性が下がったと受け止められ、ビットコインに買いが入りました。
値上がりはビットコインだけでなく、仮想通貨全体に広がっています。それでも、ビットコインのドミナンス(市場全体の時価総額に占める割合)は59.1%あり、相場を引っ張る立場は変わっていません。
Q2. 恐怖・強欲指数が71の「強欲」って、買い時のサインなの?
買い時を教えてくれる指標ではありません。この指数は投資家の心理を0〜100で表したもので、数字が大きいほど楽観的な人が多いことを意味します。
71は強気な人が多い状態です。ただし、楽観的なムードが広がった局面でも、急に値下がりすることはあります。指数は「今の市場の空気」を知る目安にとどめ、売るか買うかはご自身で判断することが大切です。
Q3. 10月の利上げが見送られたら、ビットコインはもっと上がる?
利上げが見送られれば追い風にはなりますが、値上がりが約束されるわけではありません。予測市場ではすでに据え置きの確率が80%とされているため、その期待はある程度、今の価格に含まれていると考えられます。
値動きで見ると、9月の高値87,354ドルを上抜けられるかどうかが分かれ目です。10月は「Uptober(アップトーバー)」という愛称で呼ばれることもありますが、過去の傾向が今年も同じように当てはまるとは限りません。
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今回の雇用統計のように、相場は経済指標ひとつで大きく動くことがあります。10月28日のFOMCに向けて値動きが気になる方は、まず少額で実際の動きに触れてみると、ニュースの見え方が変わるかもしれません。500円から始められる国内取引所なら、無理のない範囲で試しやすいです。










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まとめ



結局、景気が弱いと「利上げはしばらくお休みかも」って期待が出て、それでビットコインが買われたってことだったんだね!



そうそう、ポイントは3つだよ。①雇用統計を受けて利上げ観測が後退したこと、②87,354ドルの高値が目の前の壁になっていること、③10月28日の会合を市場が待っていること、だね。





じゃあ高値を抜けたら、お祝いに骨ガムを10本まとめ買いしちゃおうかな!



お祝いはまだ早いよ。まずは会合の結果と高値付近の値動きを、自分の目で確かめるところから始めようね。
今回の上昇のきっかけは、9月の雇用者数が2万9,000人にとどまり、「追加利上げが遠のく」という期待が広がったことでした。価格を動かしたのは景気そのものではなく、金利の見通しだったといえます。
今後の値動きを追うときは、2つの節目を押さえておくと整理しやすくなります。価格の節目は9月高値の87,354ドル、日程の節目は10月28日のFOMCです。
一方で、据え置きの確率が80%まで見込まれている以上、予想どおりの結果になっても大きな上昇につながるとは限りません。反対に、利上げ再開をにおわせる発言が出れば、楽観的なムードが一気に冷める可能性もあります。
また、弱い雇用が続けば、今度は景気後退への不安がリスク資産の重しに変わる場面も考えられます。
今回の値動きは、ビットコインが米国の金融政策の見通しに敏感に反応する資産であることを改めて示しました。値動きに一喜一憂せず、指標の発表日程と価格の節目を確かめながら、ご自身のペースで判断していきましょう。


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