ステーブルコイン建て取引が1.1兆ドルを突破、何が起きたのか
ビトちゃんステーブルコインで株とか金(きん)みたいな取引ができるって本当なの?なんだか不思議だね!



そうなんだよ。ステーブルコインはドルなどに価格を連動させた暗号資産で、それを決済に使ったTradFi(伝統的な金融資産)連動のパーペチュアル取引が急に伸びてるんだ。





え、パーペチュアル…?なんかポケモンの技みたいな響きだね!お金消えちゃう系?



あはは、消えないよ。満期のない先物みたいなもので、株や金の値動きに賭けられる仕組みなんだ。その決済にステーブルコインが選ばれ始めてるってわけさ。
暗号資産取引所バイナンスの調査部門バイナンス・リサーチが2026年7月8日に公表したレポートによると、ステーブルコイン建てのTradFi連動パーペチュアル取引が、2026年上半期に取引高1.1兆ドルを突破しました。
TradFiとは株式や債券、金などの伝統的な金融資産を指します。そうした資産に連動する満期のない先物取引の決済に、ドル連動型のステーブルコインが使われ始めています。
同レポートは、この市場が2026年の最初の5カ月間で、暗号資産のパーペチュアル取引高全体のおよそ11%を占めるまでに成長したと指摘しました。
背景には、価格が安定したステーブルコインが、伝統的金融とブロックチェーンをつなぐ決済レイヤー(取引を精算する土台)として注目を集めていることがあります。
なぜ重要か:ステーブルコインが「決済の土台」になりつつある
ステーブルコイン(米ドルなどに価格を連動させた暗号資産)が、単なる取引の待機資金ではなく、金融取引の「決済の土台」になりつつあります。今回のバイナンス・リサーチの報告は、その流れをはっきりと示すものです。
実際、TradFi(株式や債券などの伝統的金融資産)に連動する無期限先物の取引額は、2026年上半期に1.1兆ドルを突破しました。これは暗号資産の無期限先物取引全体の約11%を占める規模です。
保有の目的も変わってきています。バイナンス利用者のうち30%が資産の半分超をステーブルコインで持つようになり、2020年の4%から大きく伸びました。一時的な逃避先ではなく、長期の保管手段として使われ始めているのです。
市場全体でも時価総額は約3,110億ドルと、1年前の約2,540億ドルから拡大しています。ビザの集計では6月の調整後取引額が過去最高の1.79兆ドルに達しており、決済インフラとして定着しつつあることが数字にも表れています。
今後の見通し:中南米の送金需要と市場拡大の行方
ステーブルコイン(米ドルなどに価値を連動させた暗号資産)の伸びを支える柱として、報告書が特に注目したのが中南米の送金需要です。
バイナンス・リサーチによると、同社の送金利用者に占める中南米の割合は、2025年の17%から2026年には38%へと倍以上に拡大しました。背景には、より速く安価な国際送金へのニーズがあるとされています。
この流れは他社データとも一致します。メキシコの取引所ビットソでは、2025年の暗号資産購入の40%をドル連動ステーブルコインが占め、ビットコインの18%を初めて上回りました。
市場規模も大きく、元バイビット幹部のクラウディア・ワン氏は2026年5月、米国からメキシコ以外の送金経路だけで1,120億ドル規模の機会があると試算しています。
実際に大手も動き始めており、ウエスタンユニオンは5月にソラナ上で「USDPT」を、マネーグラムは6月にステラ上で「MGUSD」を発行しました。中南米を起点に、送金分野での競争が今後さらに激しくなりそうです。
よくある質問
Q1. ステーブルコインって結局どんな通貨なの?
ステーブルコインとは、米ドルなど法定通貨に価格を連動させて値動きを抑えた仮想通貨のことです。ビットコインのように大きく上下しにくいのが特徴です。
用途も広がっており、Binance Researchによると、Binanceの利用者のうち30%が資産の半分以上をステーブルコインで保有しています。これは2020年の4%から大きく増えた数字です。
Q2. 1.1兆ドルの取引って初心者の私に関係ある?
2026年上半期に、伝統的な金融資産に連動する無期限先物(期限のない取引)の決済で1.1兆ドルものステーブルコインが使われました。すぐ個人の生活に直結する話ではありません。
ただ、中南米ではBinanceのユーザーのうちLatin Americaの割合が2025年の17%から2026年に38%へ倍増するなど、海外送金の手段としても身近になりつつあります。今後の動向は知っておいて損はないでしょう。
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まとめ



なるほど、今回のニュースって「ステーブルコインが取引の道具から、暮らしのお金に変わってきた」って話だったんだね!



そうそう、ポイントは3つだよ。①ステーブルコイン決済のTradFi型パーペチュアル取引が2026年上半期で1.1兆ドル超え、②利用者の3割が資産の半分以上をステーブルコインで保有、③中南米では送金用途の利用者比率が38%まで急増、ってわけさ。





数字で並べると変化がはっきり見えるね!じゃあ私も今日から全財産をステーブルコインに…あれ、まだお小遣いしかないや。



あはは、まずは仕組みを知るところからで十分だよ。焦らず、少額から慣れていくのが安心なんだ。
今回の調査で見えてきたのは、ステーブルコイン(ドルなどに価格を連動させた暗号資産)が「一時的な取引の道具」から「価値を保つ受け皿」へ役割を広げているという流れです。
株や金(きん)などの伝統資産に連動するパーペチュアル取引は、2026年上半期だけで1.1兆ドルを超え、暗号資産のパーペチュアル取引全体のおよそ11%を占めるまでになりました。
保有面でも変化が進み、利用者の30%が資産の半分以上をステーブルコインで持つようになっています。2020年時点の4%からの大きな伸びで、市場全体の時価総額も約3,110億ドルへ拡大しました。
さらに中南米では、国際送金をより速く安く行いたいという需要から、送金用途の利用者比率が2025年の17%から2026年には38%へと倍増しました。
取引・貯蓄・送金という3つの場面でステーブルコインが根を張りつつある事実は、仮想通貨が投機の対象から生活インフラへと近づいていることを示しています。今後の普及動向を、引き続きチェックしていきましょう。












