Ethena Payとは何が発表されたのか
ビトちゃんEthena(エテナ)が新しいアプリを出したって聞いたよ!お金を送ったりできるの?



そうなんだよ。USDe(ユーエスディーイー)っていう1ドル前後で価値を保つ設計のコインを、支払いや送金に使えるアプリなんだ





え、年6%の報酬ってのも見たよ!誰でも今すぐ使えるの?



それがまだベータ版でね。最初は48カ国で400人だけの限定スタートなのさ
Ethena(エテナ)は2026年9月1日、独自の合成ドル「USDe」を軸にした決済アプリ「Ethena Pay(エテナペイ)」を発表しました。
同社の発表によると、このアプリは自己管理型(セルフカストディ)、つまり資金の管理を運営会社ではなく利用者自身が握る仕組みです。ドル建て残高としてUSDeを保有しながら、年率最大6%の報酬を受け取れるとしています。
決済カードでの支払いや、法定通貨からの入金にも対応します。さらにIBAN(国際銀行口座番号)を使って外部の銀行口座と現地通貨をやり取りできる点も特徴で、バックエンドの基盤はMoonPay傘下のIronが提供します。
ただし提供はベータ段階で、対象は中南米・カリブ海・アフリカ・アジアなど48カ国、当初はわずか400人に限られます。エテナは毎週アクセスを拡大する方針をXで示しました。
また、決済と送金の決済レイヤーにはAvalanche(アバランチ)が独占的に採用されます。一方で米国・EU・カナダ・台湾・韓国では当初は利用できず、これらの市場への展開は規制当局の承認が前提とされています。
年6%の報酬とUSDeの仕組み|なぜ注目されるのか
USDeが年率最大6%の報酬を出せるのは、預金のような仕組みではなく、仮想通貨の担保とデリバティブ(先物などの派生商品)を組み合わせた運用から生まれる収益が原資とされているためです。
エテナはイーサリアム上のプロトコルで、USDeは銀行のような既存の金融インフラに頼らずに1ドル前後を保つよう設計された「合成ドル」です。仮想通貨を担保に置きつつ、先物のポジションでヘッジをかけて価格の連動(ペッグ)を保とうとします。
DefiLlamaのデータによると、USDeの時価総額は約41億ドルまで拡大し、ステーブルコインとしては6番目の規模になりました。今回の決済アプリは、この規模まで育った資産を日常の支払いへ広げる一手と位置づけられます。
ただし報酬は「最大6%」であり、原資が運用収益である以上、相場環境によって変動しうる点には注意が必要です。銀行預金のように元本や利率が保証されるものではありません。
日本から使えるのか・今後の見通し
今回の対象48カ国に日本は含まれておらず、現時点で日本から公式に利用できる見込みは示されていません。当初の提供地域は中南米・カリブ海・アフリカ・アジアなどで、米国・EU・カナダ・台湾・韓国も対象外とされています。
エテナは、これらの地域についてはベータ期間中の展開を見込むとしつつ、規制当局の承認が前提だと明記しました。日本では資金決済法や暗号資産(仮想通貨)の規制が厳格で、ステーブルコインの発行・仲介にも登録が求められます。
一方、事業面の動きは活発です。エテナ財団は8月28日、USDeの流通供給量が75億ドルに達した時点で、中核事業の純収益の95%をガバナンストークンENAの買い戻しに充てる案を提案しました。
この提案後にENAは10%超上昇し、週間では27%高、直近1カ月では約68%の上昇となりました。ただしCoinGeckoによれば、9月1日時点の価格は0.16ドル前後で、過去の高値には遠く及びません。
- 日本は48カ国の対象外。利用可否は今後の規制対応次第
- USDeの供給量75億ドルが買い戻し案の発動条件
- ENAの時価総額は約15億ドル、24時間の売買高は約5億9,500万ドル
よくある質問
Q1. USDeは普通のステーブルコインと何が違うの?
一般的なステーブルコインは、発行元が銀行に預けたドルや米国債を裏付けにしています。一方でUSDeは、そうした銀行預金を裏付けにしない「合成ドル」という設計です。
仮想通貨を担保に置き、先物(将来の価格で売買する契約)で反対のポジションを取ることで、価格を1ドル前後に保とうとします。このため、担保となる仮想通貨が急落した局面でも値動きを打ち消せる想定になっていますが、相場が極端に荒れればヘッジが効きにくくなる可能性も残ります。
Q2. 年6%の報酬はどこから出ているの?
原資は、先物のポジションなどから生まれる運用収益とされています。銀行の利息とは性質が異なり、市場環境によって上下する変動的な報酬です。
エテナ側も「年率最大6%」という表現を使っており、この水準が常に保証されるわけではありません。相場が落ち着いて取引の需要が減れば、収益も細る構造です。
Q3. 日本に住んでいてもEthena Payは使える?
今回のベータ対象48カ国に日本は入っておらず、現時点で日本向けの提供予定は公表されていません。米国・EU・カナダ・台湾・韓国も同様に対象外です。
しかもベータ初期の枠は世界で400人と極めて限定的で、決済レイヤーもAvalanche(アバランチ)1本に絞られています。今後の展開は各国の規制当局の承認次第となるため、続報を待つ形になります。
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Ethena Payのように「持っているだけで報酬が入る」仕組みは魅力的に見えますが、日本からUSDeを扱うのは現時点では簡単ではありません。まずは国内の登録業者で口座を用意しておくと、こうした新しいサービスが日本で使えるようになったときにも慌てず動けます。














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まとめ



結局、Ethena Payって「USDeを日常のお金として使えるようにするアプリ」ってことだったんだね!



そうそう。ポイントは①決済カードやIBANで日常使いできる、②年率最大6%の報酬は運用収益が原資で保証じゃない、③今は48カ国400人のベータで日本は対象外、この3つだね





じゃあ私がやることは、日本で使えるようになるか続報を待つ、だね!待ってる間に世界一周の旅行計画でも立てとこうかな



気が早いね……。まずは規制対応の発表を追うところからでいいんだよ
エテナが2026年9月1日に発表したEthena Payは、合成ドルUSDeを「保有して増やす資産」から「日々使うお金」へと押し出す試みだと言えます。
背景には、USDeが時価総額約41億ドルでステーブルコイン6位という規模に育ち、次の成長先として決済という出口を必要としている事情があります。
一方で、48カ国400人という初期の枠は、規模よりも規制対応と安全な運用を優先した慎重な滑り出しを示しています。米国・EU・カナダ・台湾・韓国が当初対象外なのも、承認を前提に置いた設計だからです。
また、事業側ではENA買い戻し案という別の軸も動いており、USDeの流通供給量が75億ドルに届くかどうかが、その先の分岐点になります。
- 日本を含む未対応地域は、規制当局の承認が進むかが最大の焦点
- 年率最大6%は市場環境で変動し、元本や利率が保証される預金とは性質が異なる
- ベータ枠は毎週拡大予定で、対象国リストの更新が次のチェック項目
ステーブルコインが取引所の中だけでなく、カードや銀行送金とつながり始めた点で、今回の発表は仮想通貨が生活の決済に近づく一歩を示すものです。日本での提供可否は規制次第となるため、続報を落ち着いて確認していきましょう。












