コインチェックの2段階認証は、仮想通貨を安全に保つための重要なセキュリティ機能です。
しかし、スマホの機種変更や認証アプリの削除・紛失といったトラブルが起きたとき、「ログインできない」「解除方法がわからない」といった困りごとに直面する方が少なくありません。
特に初心者の方にとっては、「二段階認証」という言葉だけで不安になることもあるでしょう。
本記事では、コインチェックで2段階認証を解除する方法について、具体的な操作手順や注意点を図解なしでも理解できるよう、やさしく丁寧に解説していきます。
記事の中では、以下のような悩みにお応えします：
- スマホを機種変更したとき、2段階認証はどうする？
- 認証アプリを削除してしまった場合は？
- コインチェックのサポートへ連絡するタイミングは？
セキュリティを保ちながら、スムーズにアカウントを復旧・再設定するための方法をわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、まだコインチェックのアカウントを作成していない方は、【コインチェックの登録・口座開設方法を初心者向けにわかりやすく解説【完全ガイド】】をご確認ください。
コインチェックの2段階認証とは？
コインチェックの2段階認証とは、通常の「メールアドレス＋パスワード」に加えて、もう一つの認証手段を使ってログインや出金時の安全性を高めるセキュリティ機能です。
主に「Google Authenticator（Google認証システム）」などのアプリを用いて、6桁のワンタイムコードを入力することで本人確認を行います。
この仕組みにより、たとえパスワードが第三者に漏れてしまっても、認証コードがなければログインや資産の移動ができないため、ハッキングや不正アクセスのリスクを大幅に減らすことができます。
コインチェックでは以下の操作時に2段階認証が求められます。
- ログイン時（特に新しい端末やIPアドレスからのアクセス）
- 出金手続き時
- パスワード変更やアカウント設定の変更時
セキュリティを強化するために、コインチェックは初回ログイン後に2段階認証の設定を強く推奨しており、設定していない場合は出金制限がかかることもあります。
一方で、スマホの紛失や機種変更によって認証アプリが使えなくなると、ログインすらできない状態になるため、解除や再設定の手順を理解しておくことが重要です。
コインチェックのセキュリティやサービス内容が気になる方は、[コインチェックの特徴と評判を初心者向けに解説｜安心して始められる理由と注目サービスまとめ]も参考にしてみてください。
次のセクションでは、2段階認証を解除すべきタイミングとその際の注意点について解説します。
2段階認証を解除すべきケースと注意点
コインチェックの2段階認証はセキュリティの要となる機能ですが、やむを得ず解除を検討しなければならない状況も存在します。
特に多いのが、スマホの機種変更や紛失、認証アプリの削除といったケースです。これらの場合、現在使用中の端末で認証コードを取得できないため、ログインや重要操作ができなくなってしまいます。
以下のような状況では、2段階認証の解除が必要になります：
- スマートフォンを紛失・盗難にあった
- 認証アプリを誤って削除してしまった
- 古いスマホを初期化・破損した
- 機種変更時に設定を移行できなかった
- アプリのバックアップを取っていなかった
ただし、不用意に2段階認証を解除するのは危険です。
もし他人にアカウントが乗っ取られている状態で解除が行われた場合、不正出金のリスクが一気に高まります。そのため、解除の前には必ず本人確認とサポートとのやり取りが発生します。
また、解除後はすぐに再度2段階認証を設定し直すことが必須です。設定しないままにしておくと、出金ができない状態になったり、アカウントの安全性が著しく低下してしまいます。
公共Wi-Fiなどから仮想通貨取引を行う際には、VPNを活用して通信の盗聴や不正アクセスを防ぎましょう。NordVPNなら高速かつセキュアな接続が可能です。
NordVPNについてはこちらで解説しています。
次のセクションでは、スマホを機種変更した際にどのように2段階認証を解除・再設定すればよいのかを詳しく解説していきます。
機種変更時の2段階認証解除・再設定の手順
スマートフォンを機種変更する場合、コインチェックの2段階認証設定を旧端末から新端末に正しく引き継がなければ、次回ログイン時に認証コードが入力できず、アカウントにアクセスできなくなってしまいます。そのため、事前の準備と手順に従った再設定が重要です。
【手順①】旧端末でのバックアップ確認
まず、旧端末で「Google Authenticator」や「IIJ SmartKey」などの認証アプリに表示されている6桁のコードが使える状態かを確認します。
この時点で使える場合は、新端末へアプリごとバックアップ・移行を行うのが最もスムーズです。
【手順②】旧端末で2段階認証を一度解除
新端末への移行が難しい場合は、コインチェックの設定画面から以下の手順で解除しましょう。
- コインチェックにログイン
- アカウント → 「設定」 → 「2段階認証」へ進む
- 「2段階認証を解除する」をクリック
- 認証コードを入力して解除完了
※この操作には旧端末の認証アプリが必要です。
【手順③】新端末で再設定
解除後、すぐに新しいスマートフォンに認証アプリをインストールし、コインチェック側の「2段階認証を設定する」から再登録を行いましょう。
QRコードをスキャンし、アプリ内に生成されたコードを入力すれば再設定が完了します。
注意点： 認証アプリの引き継ぎを忘れると、ログインができなくなるため、事前に必ずバックアップや解除を済ませておくことが必須です。
次は、認証アプリを紛失してしまった場合の解除方法について解説します。続けてよろしいでしょうか？
認証アプリを紛失した場合の解除方法
スマートフォンを紛失したり、認証アプリ（Google Authenticatorなど）を削除してしまった場合、コインチェックにログインできなくなってしまいます。
このような状況では、2段階認証の解除をコインチェックのサポートに依頼する必要があります。
【ステップ1】ログイン画面で「2段階認証ができない場合」を選択
ログイン画面でメールアドレスとパスワードを入力後、2段階認証のコードを求められる画面に進んだら、「2段階認証ができない場合はこちら」というリンクをクリックします。
【ステップ2】問い合わせフォームからサポートに連絡
リンク先のフォームにアクセスし、以下の情報を正確に入力してください。
- 登録メールアドレス
- 氏名（フルネーム）
- 生年月日
- 登録済みの電話番号
- 最終ログイン日時（覚えている範囲でOK）
- 認証アプリが使えない状況の詳細（紛失・削除など）
サポートは、情報の正確さと一致度に基づいて本人確認を行います。場合によっては本人確認書類の提出を求められることもあるため、身分証明書（運転免許証・マイナンバーカードなど）の準備をしておきましょう。
【ステップ3】サポートによる認証解除対応を待つ
サポートが本人確認を完了すると、2段階認証の解除が実施されます。通常、対応には数営業日（1～3日）かかることがあるため、余裕を持って対応することが重要です。
【ステップ4】ログイン後はすぐに再設定を
認証解除後は、セキュリティが無防備な状態です。ログインできるようになったら、すぐに新しいスマホで2段階認証を再設定しましょう。
2段階認証解除に関するFAQ
スマホをなくしてログインできません。2段階認証の解除はどうすればいいですか？
スマホの紛失により認証アプリが使えなくなった場合は、コインチェックのログイン画面にある「2段階認証ができない場合はこちら」からサポートフォームへ進み、必要情報を入力して問い合わせましょう。
本人確認が完了すれば、2段階認証の解除を行ってもらえます。その後、再ログインし、必ず新しいスマートフォンで2段階認証を再設定してください。
サポートへの問い合わせ後、2段階認証が解除されるまでどのくらいかかりますか？
サポート対応には通常1〜3営業日ほどかかります。ただし、本人確認書類の確認や情報の照合に時間がかかる場合、もう少し日数を要することもあります。
問い合わせの際は、正確かつ詳細な情報を送信することで対応がスムーズになります。急ぎの場合でも、サポートの案内に従って対応するようにしましょう。
2段階認証を解除した後は再設定が必要ですか？
はい、解除後は必ず2段階認証を再設定する必要があります。セキュリティの観点からも、認証なしの状態で放置するのは非常に危険です。
ログイン後、「設定」＞「2段階認証」からQRコードを読み取り、Google Authenticatorなどのアプリに再登録しましょう。設定が完了すると、再びコード入力が必要な状態になります。
事前にバックアップを取るにはどうすればいいですか？
認証アプリに表示される「秘密鍵（バックアップキー）」を事前にメモして安全な場所に保管しておくことで、スマホが故障・紛失した場合でも、新しい端末に復元が可能です。
Google Authenticatorにはバックアップ機能がないため、手動での控えが非常に重要です。
まとめと今後のセキュリティ対策
コインチェックの2段階認証は、仮想通貨を守るうえで非常に重要なセキュリティ機能です。
しかし、機種変更やスマホの紛失、アプリの削除といった予期せぬトラブルにより、ログインができなくなるというケースも少なくありません。
本記事では、そうした状況においてどのように2段階認証を解除し、再設定すればよいのかを具体的に解説しました。
特に重要なのは、事前にバックアップキーを保管しておくことと、認証解除後は必ず再設定を行うことです。これにより、万が一の際もスムーズに復旧できるだけでなく、資産を外部の脅威から守ることができます。
今後のセキュリティ対策として、以下のポイントを心がけましょう。
- 認証アプリのバックアップキーを紙や安全なクラウドに保管しておく
- スマホを機種変更する前に2段階認証の解除または移行を済ませる
- 定期的にアカウントのセキュリティ設定を見直す
- 出金制限や通知設定などの補助的セキュリティも活用する
コインチェックでは、2段階認証を設定していないと出金が制限されるほか、不正アクセス時の補償対象外となる可能性もあります。
資産を守るためにも、2段階認証の運用とトラブル時の対応方法をしっかり理解しておきましょう。
より強固なセキュリティ対策を検討している方には、仮想通貨をオフラインで管理できるLedgerハードウェアウォレットの利用もおすすめです。
👉Ledgerハードウェアウォレットについてはこちらで詳しく解説しています。
✅あわせて読みたい
