VPNサービスとして高い人気を誇る「NordVPN」ですが、近年「解約できない」「返金されない」といった声もSNSや口コミサイトで見かけるようになりました。
初めてVPNを契約した方にとって、解約の手順がやや複雑に感じられることや、日本語対応が限定的な点から、途中でつまずいてしまうケースが多くあります。
特に、アプリからは解約ができないことや、返金保証を受けるには「一定の条件」や「チャットサポートへの連絡」が必要なことを知らずに、手続きを完了したつもりになっているケースが多いのが現状です。
実際には公式サイトのマイアカウントから正しい手順で進めないと、契約更新が止まらず、自動で料金が請求されてしまうこともあります。
本記事では、NordVPNの解約ができない理由やよくある失敗例をわかりやすく解説しながら、アプリとブラウザそれぞれの正しい解約手順を丁寧に紹介します。
また、30日間の返金保証制度を確実に受けるためのコツや、サポートに連絡する際の注意点についても具体的にお伝えします。
VPN初心者の方でも安心して読み進められるよう、図解なしでも理解できる形で構成しています。解約に不安を感じている方、今まさに手続き中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
NordVPNの解約ができない主な原因とは？
NordVPNの解約に関して「手続きが完了したと思ったのに、請求が止まらない」「どこから解約するのかわからない」というトラブルが多く見られます。
こうした声の背景には、いくつかの典型的な原因があります。ここでは、特に多い原因を整理して紹介します。
1. アプリからは解約できない
多くのユーザーが「スマホアプリから解約できる」と考えがちですが、実はNordVPNのアプリ（iOS／Android）には解約機能がありません。
アプリ内に「サブスクリプション管理」の項目がないため、設定画面をいくら探しても見つからず、混乱してしまうのです。
2. 購入経路によって解約方法が異なる
NordVPNを公式サイトから直接購入した場合と、Apple IDやGoogle Play経由で課金した場合では、解約手順がまったく異なります。
たとえばApple経由で契約していた場合は、iPhoneの「設定」アプリからサブスクリプションをキャンセルする必要があります。これを知らずに公式サイト側で手続きをしても、解約されないまま継続課金されてしまいます。
3. 解約＝返金ではない
解約手続きをしても、30日間返金保証を受けるにはチャットサポートに個別に連絡をする必要があります。多くの人がこの点を見落としており、「自動で返金されると思っていた」と誤解するケースが多いです。
また、NordVPNの料金体系や更新タイミングについて詳しく知りたい方は、
NordVPNの料金は2年後どうなる？更新価格や割引の仕組みを徹底解説 をチェックしておくと安心です。
NordVPNの解約手順【ブラウザ編】｜公式サイトからの正しい方法
NordVPNを公式サイトから契約した場合、解約は「ブラウザ経由でマイアカウントにアクセス」する必要があります。アプリからはキャンセルできないため、パソコンやスマホのブラウザでの操作が必須です。
以下に、具体的な手順をステップごとに解説します。
ステップ1：公式サイトにログイン
まずはNordVPNの公式サイト（https://nordvpn.com/）にアクセスし、右上の「ログイン」ボタンをクリックして、契約時に登録したメールアドレスとパスワードでログインします。
ステップ2：マイアカウントにアクセス
ログイン後、「My Services（マイサービス）」または「Billing（請求情報）」のセクションを選択します。契約中のサブスクリプション情報が表示されます。
ステップ3：「自動更新をキャンセル」
サブスクリプション欄に「Auto-renewal（自動更新）」の状態が表示されているので、ここで「Cancel automatic payments（自動支払いをキャンセル）」を選びます。確認画面が出たら、キャンセルを確定させます。
※この時点では“契約期間が終了するまで”利用は可能です。
ステップ4：返金を希望する場合はチャット連絡
解約だけでは返金されません。30日間返金保証を希望する場合は、カスタマーサポートにチャットで連絡し、「返金を希望する」旨を英語または日本語で伝える必要があります。
チャットはマイページの右下に表示される「Help」ボタンからアクセスできます。
なお、「解約する前に本当に使いこなせていたか？」と不安な方は、
NordVPNの使い方と活用方法｜セキュリティ対策から動画視聴まで徹底ガイド！を一度チェックしてみてください。
解約前に気づかなかった便利機能や活用法が見つかるかもしれません。
NordVPNの解約手順【アプリ編】｜スマホからの操作方法と注意点
NordVPNをスマートフォンで利用している方の多くは、アプリから簡単に解約できると思いがちですが、実際にはアプリ内に解約機能はありません。
そのため、スマホユーザーが解約するには「購入元（Apple／Google）」に応じた操作が必要です。以下にiPhoneとAndroidでの具体的な手順を解説します。
iPhone（Apple ID課金）の場合
- 「設定」アプリを開く
- 一番上の自分の名前をタップし、「サブスクリプション」を選択
- 一覧から「NordVPN」を探してタップ
- 「サブスクリプションをキャンセル」を選んで確定
※Apple IDで契約した場合、NordVPN公式サイトで手続きしてもキャンセルにはなりません。必ずiOSの設定アプリから行う必要があります。
Android（Google Play課金）の場合
- Google Play ストアを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップし、「お支払いと定期購入」＞「定期購入」を選択
- 「NordVPN」を選び、「定期購入を解約」から手続きを行う
Google Play経由も同様に、アプリ内では解約できません。Google Playストア内のサブスクリプション設定で操作するのが正しい手順です。
注意点：返金が必要な場合は公式サポートへ
AppleやGoogle経由で購入した場合、返金対応は各ストアに依存します。
NordVPN側に直接返金を求めても、AppleやGoogleが返金権限を持っているため、対応してもらえないことがあります。ストアごとの返金ポリシーを確認し、必要に応じてサポートセンターに連絡を取りましょう。
解約できないときの対処法まとめ｜よくある失敗と解決策
「解約したはずなのに課金され続けている」「キャンセルボタンが見つからない」といったNordVPNの解約トラブルは、いくつかの典型的なミスや思い込みが原因で発生しています。
ここでは、よくある失敗パターンとその解決策をまとめて解説します。
1. 「アプリから解約できる」と誤解している
もっとも多いのが、アプリ内で解約できると思ってしまうケースです。NordVPNのアプリには解約機能が存在しないため、いくら探しても設定項目が見つかりません。
この場合は購入元（公式サイト、Apple、Google）を再確認し、適切な手順で進めましょう。
2. 「自動更新停止＝返金」と勘違い
自動更新をオフにしただけでは返金はされません。**30日間返金保証を利用するには、別途サポートへチャットで連絡する必要があります。**ここを見落とすと、返金されずに契約終了だけが進んでしまいます。
3. 購入元を間違えて手続きしている
NordVPNの契約元がApple IDやGoogle Play経由の場合、公式サイトでの解約は無効です。Apple経由ならiPhoneの設定、Google経由ならGoogle Playストアから操作する必要があります。
自分がどこから契約したかを思い出し、正しいルートで処理しましょう。
4. ブラウザでログインできない・操作ミス
ブラウザ版のマイアカウントで操作中にログインエラーが出る場合は、キャッシュクリアや別ブラウザでの再アクセスがおすすめです。また、VPN接続中だとIP制限がかかることがあるため、一度VPNを切って試してみるのも有効です。
トラブルの多くは、手順を一部見落としていることが原因です。次のセクションでは「返金保証を受けるための正しい申請方法」についてさらに詳しく紹介します。
返金保証を受けるには？サポートへの連絡方法とポイント
NordVPNには30日間の返金保証が用意されていますが、自動では返金されない点に注意が必要です。返金を希望する場合は、ユーザー自身がサポートに連絡し、明確に「返金してほしい」と伝える必要があります。
以下では、その具体的な方法と成功率を高めるポイントを紹介します。
ステップ1：公式サイトからチャットサポートを開く
まずはNordVPNの公式サイトにアクセスし、右下に表示される「Help（ヘルプ）」または「サポート」アイコンをクリックします。「Live Chat」を選ぶと、カスタマーサポートとのチャットが開始できます。
ステップ2：「返金希望」の意思を伝える
チャットでは自動ボットが最初に応答しますが、「refund（返金）」や「I want a refund」などのキーワードを入力すると、担当スタッフ（人間）に繋がります。その後、契約内容の確認が行われ、「なぜ解約したいのか？」といった簡単な質問がされる場合もあります。
日本語でもやりとり可能ですが、スムーズに進めるなら以下のような英語例文も使えます。
“I would like to request a refund under the 30-day money-back guarantee. I have already canceled my subscription.”
ステップ3：返金完了の確認
サポートから返金手続きが完了すると、登録したメールアドレスに通知が届きます。返金は通常3〜10営業日程度でクレジットカードや決済手段に反映されます。
補足：AppleやGoogle経由の購入は別対応
Apple IDやGoogle Play経由で契約した場合、**返金処理は各プラットフォームでしか対応できません。**この場合は、iTunesサポートやGoogle Playのサポートセンターに申し出てください。
FAQ｜NordVPNの解約に関するよくある質問
NordVPNの解約に関して、ユーザーからよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。はじめてVPNを契約した方でも不安なく手続きできるよう、丁寧に解説します。
無料トライアル中でも解約できますか？
はい、無料トライアル中でも解約は可能です。
ただし、NordVPNではいわゆる「完全無料のお試し期間」は存在せず、初回支払い後に30日間の返金保証がつく形式となっています。つまり、一度料金は発生しますが、30日以内に解約＋返金申請すれば実質無料でお試しが可能です。
このため、無料トライアル期間内に「解約して終わり」ではなく、返金リクエストをサポートに送ることが必須となる点にご注意ください。
返金されないのはなぜ？
返金されない主な理由は、以下の3つです。
- 返金保証の期間（30日）を過ぎている
- 自動更新停止だけで、サポートに連絡していない
- AppleやGoogle経由の購入で、公式サポートに問い合わせてしまった
とくに2番目は見落としがちで、「自動更新をオフにした＝返金される」と誤解している方が多いです。返金を希望する場合は、かならずチャットサポートに連絡しましょう。
2年プランは途中解約できる？
2年プランでも、購入から30日以内であれば途中解約と返金が可能です。ただし、31日を過ぎると返金保証の対象外となり、残りの期間は払い戻しなしで継続利用する形になります。
また、「途中解約」しても即時利用停止にはならず、契約満了日まではVPNサービスを利用可能です。そのため、「とりあえず停止したい」と考えている場合は、自動更新をオフにしておくのも一つの方法です。
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まとめ｜NordVPNの解約で困ったときの最終チェックリスト
NordVPNの解約はシンプルに見えて、実際には「購入元の違い」や「返金には別途申請が必要」など、意外と見落としやすいポイントが多くあります。解約がうまくできない場合でも、原因を一つひとつ確認していけば、スムーズに処理を進めることができます。
以下に、解約で困ったときに確認すべき「最終チェックリスト」をまとめました：
✅ 解約手続きチェックリスト
- アプリから解約しようとしていないか？
→ 解約は必ずブラウザまたはApple/Googleの設定から行う。 - 自分がどのプラットフォームで契約したかを把握しているか？
→ 公式サイト、Apple ID、Google Playで解約手順が異なる。 - 自動更新の停止だけで満足していないか？
→ 返金を希望する場合は、サポートにチャットで「返金希望」と明言する必要がある。 - 30日間の返金保証期間内か確認したか？
→ 期間を過ぎると返金対象外となる。 - 解約完了後のメール通知やアカウントステータスを確認したか？
→ 手続き完了の証拠として保存しておくと安心。
VPNの解約は一度経験するとスムーズですが、初めての方にとっては意外とつまずきやすいものです。本記事を通じて、あなたの疑問や不安が解消され、無事に手続きを終えられることを願っています。
もし「どうしても解約できない」「返金に応じてもらえない」といったトラブルが続く場合は、NordVPNのカスタマーサポートに遠慮なく連絡しましょう。日本語にも対応しており、丁寧にサポートしてくれます。
