ボリビアがUSDTを「通常の通貨」として検討開始
ビトちゃんボリビアがUSDTを普通のお金にするって聞いたけど、それってドルとかと一緒に使えちゃうってこと?



そうなんだよ。USDTはドルに価値を連動させた仮想通貨(ステーブルコイン)で、これを自国通貨や米ドルと並ぶ「もう一つの通貨」として認めようって話なんだ





えっ、国がそこまで踏み込むのめずらしくない?なんでボリビアなの?



実はボリビアはずっとドル不足に悩んでてね。手に入りにくいドルの代わりに、値動きの安定したUSDTを使おうって流れになってるのさ
南米ボリビアが、世界最大のステーブルコインであるUSDT(テザー)を、自国の決済システムに組み込む案を検討していることが分かりました。
2026年7月13日、経済・公共財政相のホセ・ガブリエル・エスピノサ氏が記者会見で表明したもので、USDTを自国通貨ボリビアーノや米ドルと並ぶ「もう一つの通貨」として流通させる規制の枠組みを検討しているといいます。
スペイン語メディアのCriptoNoticiasによると、枠組みはまだ審査段階ですが、実現すれば決済・貯蓄・貿易など日常の取引でUSDTを使えるようになる見込みです。
USDTはドルに価値を連動させた仮想通貨で、その時価総額はCoinMarketCapによると1,840億ドルを超えます。ボリビアは2024年に仮想通貨の禁止を解除しており、今回の案はその延長線上にあります。
一方でボリビアは、資金洗浄対策が不十分な国を監視するFATF(金融活動作業部会)の「グレーリスト」に載っており、エスピノサ氏は導入には強固なマネーロンダリング対策が不可欠だと述べています。
なぜ今USDT導入なのか・読者や市場への影響
今回の動きの背景には、ボリビアが抱える深刻なドル不足があります。同国は2011年から公定為替レートを1ドル=買い6.86ボリビアーノ、売り6.96ボリビアーノに固定していましたが、外貨準備の圧迫で今年そのペッグ(固定相場)を放棄しました。
その結果、公定レートで手に入らないドルを求める動きが強まり、実勢より割高な「並行市場」が拡大しています。この公定と実勢の差が、値動きの安定したドル連動資産であるUSDTへの需要を押し上げているのです。
実際、分析会社Chainalysis(チェイナリシス)の2025年調査では、ボリビアの仮想通貨取引量は12か月で148億ドルに達し、南米でも上位に入りました。国が制度を整える前から、人々が生活防衛のためにUSDTを使い始めていた形です。
読者にとっての意味は、ステーブルコインが投機の道具だけでなく、通貨危機の下で日常の決済手段として選ばれ始めた実例だという点にあります。
今後の見通しと注目すべきポイント
今後の焦点は、検討中の規制枠組みが実際に成立するかどうかです。エスピノサ氏は、あくまで「審査段階」だと強調しており、正式導入の時期は明言されていません。
カギを握るのがマネーロンダリング(資金洗浄)対策です。ボリビアはFATFのグレーリストに載っているため、対策が甘いまま導入すれば国際的な信用をさらに損なう恐れがあります。
背景には政権の姿勢もあります。2025年末に就任したロドリゴ・パス・ペレイラ大統領の政権は、デジタル資産を正式な金融システムに組み込む方針を掲げ、銀行がステーブルコイン建て口座など仮想通貨関連のサービスを提供できる道を整えてきました。
初心者が注目すべきは、一国が民間発行のUSDTを「公式な決済手段」として制度に組み込むかという点です。実現すれば、他の新興国が追随する呼び水になる可能性もあり、続報を見守る価値があります。
よくある質問
Q1. USDT(テザー)ってそもそも何?
USDT(テザー)は、1USDT=1米ドルになるよう価値を保つ設計の仮想通貨で、こうしたドル連動型を「ステーブルコイン」と呼びます。
発行元のTether(テザー)社がドルなどの裏付け資産を保有することで、価格をほぼ1ドルに安定させています。時価総額は1,840億ドルを超え、ステーブルコインでは世界最大です。
値動きの激しいビットコインと違い、価格がほとんど動かないため、決済や送金の手段として使いやすいのが特徴です。
Q2. ボリビアで導入されたら日本の私たちに関係あるの?
私たちが日常でボリビアーノやUSDTを使う場面は、正直ほとんどありません。それでも無関係とは言い切れません。
今回の案は、ステーブルコインが投機の道具ではなく「生活の決済手段」として国レベルで採用され得る先例だからです。自国通貨が不安定な新興国で利用が広がれば、需要増を通じて仮想通貨市場全体にも影響します。
日本の私たちにとっては、ステーブルコインの用途が世界でどう広がっていくかを占う一例として、続報を追う価値があります。
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まとめ



結局、ボリビアの話って「ドルが足りない国が、値動きの少ないUSDTを正式なお金の仲間に入れようとしてる」ってことだったんだね!



そうそう、ポイントは3つだね。①きっかけは深刻なドル不足、②だから決済や貯蓄にも使えるよう制度化を検討中、③でもFATFのグレーリスト対策が実現のカギ、って流れさ



なるほどー。じゃあ私たちがやることは「成立するか続報を待つ」って感じだね!



そのとおり。まだ審査段階だから、慌てずニュースを追うのがちょうどいいってわけさ



よーし、成立したら私もボリビアに引っ越して大統領に会ってくる!



気が早すぎるよ…まずは続報を待とうね
今回の一件は、ドル不足という切実な事情が、一国を民間発行のステーブルコイン採用へと動かした事例です。
注目したいのは、制度が整う前から人々が生活防衛のためにUSDTを使い始めていた点で、需要が政策を後押しした構図がうかがえます。
一方で、正式導入の時期は明言されておらず、資金洗浄対策という高いハードルも残ります。過度な期待は禁物で、今後の枠組み成立の可否を冷静に見極める姿勢が求められます。
ステーブルコインが「投機の道具」から「暮らしを支える決済手段」へと役割を広げつつある――今回の動きは、その転換点を映す一例として記録に値するでしょう。引き続き最新情報をチェックしていきましょう。












