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ビットコイン7.8万ドル割れ|米PCE上振れが直撃【8月26日】

コインチェック
目次

米7月PCEが3.7%、ビットコインは7.8万ドルを下回った

ビトちゃん

え、PCEって何なの?それが7.8万ドル割れの原因って言われてもピンとこないよ

ロボくん

アメリカの物価の伸びを測る指標で、中央銀行にあたるFRBが一番重視してるものだよ。7月分が予想を上回ったんだ

ビトちゃん

予想よりどれくらい高かったの?そんなに大きな差なの?

ロボくん

予想3.6%に対して3.7%、たった0.1%差なのさ。でも「利下げが遠のく」と受け取られて、株も金も一緒に下げたんだ

ビットコイン(BTC)は8月26日のニューヨーク市場の取引開始後、7万8,000ドルを下回りました。きっかけは同日発表された米7月のPCEインフレ指標です。

PCE(個人消費支出物価指数)は米連邦準備制度理事会(FRB)が「最も重視する」とされる物価指標で、7月は前年同月比3.7%と、市場予想の3.6%をわずかに上回りました。

米商務省経済分析局(BEA)の発表によれば、前月比では0.2%上昇、食品とエネルギーを除いたベースでも同じく0.2%の上昇でした。6月に6年ぶりの前月比マイナスを記録した直後だったため、市場の失望は大きかったようです。

金融情報サービスのThe Kobeissi Letter(コベイシ・レター)はX上で「米国のインフレはFRBの目標である2.0%のほぼ2倍で推移し続けている」と指摘しました。

下げたのはビットコインだけではありません。TradingViewのデータではBTCは日中で最大1%の下落、米国株も安く始まり、金は1オンス4,600ドルを割り込みました。物価高が続けば利下げは遅れる——その連想が、リスク資産全体を同じ方向に押し下げた格好です。

インフレ指標がビットコインを動かす理由と、金・米株まで下げた意味

PCEはFRBが金融政策を判断するときの「体温計」のような存在で、わずか0.1%の差でも利下げ観測がずれるため、相場は敏感に反応します。

ここで注目したいのは、下げたのが仮想通貨だけでなく米国株と金も同時だった点です。ふつう金は「インフレに強い資産」とされ、物価上昇局面では買われやすいはずでした。

それでも金が1オンス4,600ドルを割ったのは、市場が今回のPCE 3.7%を「インフレ懸念」よりも「利下げが遠のく=金利が高いまま続く」というシグナルとして読んだからです。

金利が高い状態が続くと、利息を生まない資産(金やビットコイン)より、預けておくだけで利回りが得られる現金や債券のほうが有利になります。このため、値動きの荒い資産から先に資金が引き上げられやすくなります。

つまり今回の7万8,000ドル割れは、ビットコイン固有の悪材料ではなく、マクロ経済の金利観測に連動した動きだと整理できます。8月28日にはジャクソンホール会議でFRBのケビン・ウォーシュ(Kevin Warsh)議長の講演が控えており、市場の視線はすでに次の材料へ移りつつあります。

エヌビディア決算とジャクソンホール、今週これから注目すべき2つ

目先の材料は2つあります。ひとつはエヌビディア(NVIDIA)の第2四半期決算で、市場は四半期売上高923億ドルを見込んでいます。

同社はAI向け半導体の最大手で、株価が米国株全体を動かすほどの存在感を持ちます。決算が予想を外せば株が振れ、リスク資産であるビットコインも短期的に巻き込まれやすい構図です。

ちなみにレイモンド・ジェームズのアナリストは、CPU事業の売上比率が2028年までに全体の3%から5%へ拡大しうると予想しており、単なる一過性の材料ではないとの見方もあります。

もうひとつがジャクソンホール会議での講演です。物価の伸びが目標の2倍近くで続くなか、利下げの時期についてどんな言葉が出るかが、株・金・仮想通貨に共通の分岐点になります。

  • エヌビディア決算: 予想売上高923億ドル。株式市場経由でBTCに波及
  • ジャクソンホール講演: 利下げ時期の示唆しだいで金利観測が動く

どちらも仮想通貨市場の外側で起きる出来事ですが、今のビットコインは金利の行方に強く連動しているため、値動きを見るうえでは無視できない2つです。

よくある質問

Q1. PCEって何ですか?CPI(消費者物価指数)と何が違うの?

どちらも物価の伸びを測る指標ですが、集計の対象が違います。CPIは決まった品目のカゴを固定して価格を追うのに対し、PCEは消費者が実際に買ったものの構成変化まで反映します。

牛肉が高くなって鶏肉に買い替えた、といった行動の変化が数字に映るのがPCEです。FRBが「最も重視する」とされるのはこのためで、CPIより低めに出やすい傾向があります。

Q2. 週足で25%上げていたのに、なぜ「弱気相場の一時的な戻り」と言われるの?

アナリストのRekt Capital(レクト・キャピタル)氏が、BTCは2025年10月から高値を切り下げる形が続いていると指摘しているためです。週足で25%戻しても、その切り下げの列を上抜けない限り下降トレンドの内側という見方になります。

同氏が節目に挙げるのが50週指数平滑移動平均線(EMA)の7万7,251ドルで、月足の終値がここを上回ったのは2025年10月が最後です。8月の月足が抵抗線を下回って終われば、下降トレンドがより強く意識されると同氏は警戒しています。

Q3. こういう下落のとき、初心者は何を見ておけばいいですか?

  • 値動きの理由が仮想通貨の外(金利・株式)にあるのか、内側にあるのかを切り分ける
  • 7万7,251ドルのような、多くの参加者が見ている水準を把握しておく
  • 下落局面で無理に建玉を増やさず、失っても生活に影響しない範囲にとどめる

値動きの荒さは今後も続く可能性があり、最終的な投資判断はご自身の資金計画に照らして行ってください。

📚 あわせて読みたい:“相場が弱い理由”を初心者向けに解説:金利・ドル・リスク資産の関係(仮想通貨は株っぽい)

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まとめ

ビトちゃん

結局のところ、今回の7万8,000ドル割れは仮想通貨のせいじゃなかったってことだね!

ロボくん

そうそう、ポイントは3つだね。①7月のPCEが予想を0.1%上回った、②その結果ビットコインだけでなく株も金も一緒に下げた、③次の材料はエヌビディア決算とジャクソンホール講演、ってわけさ

ビトちゃん

じゃあ私がやることは、7万7,251ドルを上回れるかどうかを月末に見ておくだけだね!

ロボくん

見ておくのは大事だよ。……ビト、さっきから電卓で「7万8,000ドルは日本円でいくら」って計算してるけど、まだ何も買ってないよね?

今回のビットコイン下落は、米7月のPCEが前年同月比3.7%と予想の3.6%を上回ったことが引き金でした。

注目すべきは、値動きの原因が仮想通貨市場の内側ではなく、金利をめぐる観測の変化にあった点です。株式も金も同じ方向に動いたことが、それを裏付けています。

一方で、テクニカル面ではRekt Capital(レクト・キャピタル)氏が指摘する50週EMAの7万7,251ドルが引き続き意識されます。8月の月足終値がこの水準や抵抗線をどう扱うかが、当面の判断材料になりそうです。

  • 下落の主因は仮想通貨固有ではなく、米インフレ指標と金利観測
  • 直近の値動きを左右する予定は、エヌビディア決算とジャクソンホール講演
  • 月足の終値と7万7,251ドルの攻防が、中期のトレンド判断の目安

マクロ経済の指標ひとつで相場が動く局面では、価格そのものより「なぜ動いたか」を確かめる習慣が、判断のブレを小さくしてくれます。今後の材料の日程を押さえたうえで、無理のない資金計画で臨みましょう。

bitbank(ビットバンク)

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この記事を書いた人

2017年に仮想通貨に触れ始め、ビットコインをきっかけにミームコインやNFT、DeFiまで幅広く体験してきました。

「投資には興味あるけど、仮想通貨って何?教えてほしい」という声が意外に多かったことから、わかりやすくまとめたブログを始めました。

学生さんから年配の方まで、誰でも気軽に仮想通貨の世界を楽しめるきっかけになれば嬉しいです!

公式キャラ「ビトちゃん」も記事に登場し、楽しくナビゲートしてくれます!

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